2007年10月28日 堺市檜尾中山 昇魂式

10時27分、現地到着。曳行風景には間に合いませんでしたが、搬出風景は見ることが出来ました。

  

  

中山は、平成12年(2000)5月3日に岸和田市南上町から購入

  

中山の地で、7年間曳行された後、新たな地へと嫁いで行きます。

  

今日で、御年92歳。

  

青年団の皆さんがトラックへ乗り込みます。(タイヤがエライことに・・・)

  

11時10分、役員さんの挨拶の後出発。

  

  

  

このまま直接、和歌山県橋本市紀見まで持って行きます。

  

幟・提灯セットなど一式もって行く様です。


元々の中尾生町時代、昭和56年に天野工務店にて大修理を行っています。

  

屋根の隅木・後縁隅木は、菊紋。兜桁は梅鉢。
今はメッポウ見なくなった屋根金具、そして屋根には、紙屋町・上泉に見られる「((()))」の文様があります。

  

腰廻りは、4段(簡易縁葛+小連子+大連子+土呂幕)。見送りには、比較的新しい勾欄と擬宝珠があります。

  

見送り連子廻りは、平は一枚板風ですが、正面は連子になっています。

  

脇障子受けも特徴的ですね。
芯金は今風の新しいものです。芯金上の穴は、油指しの跡でしょうか。

4ヶ所の懸魚も古風な感じに見受けられます。摺り出し鼻の特徴ありますね。

見送り虹梁下の下がりも時代特有の連子風のタイプでした。小屋根枡合の横槌は獅子。